代表取締役社長日比野 渉
私の人生は、物心ついた頃からニッケンと共にあります。
ニッケンという社名は、父の兄が経営する関連会社「日比野建材店」に由来しています。会社設立当時は、住宅設備メーカーにもカタカナ表記の社名が増え始めた時期で、「ニッケン」はそんなトレンドの最先端を行く商号でした。
昭和44年生まれの私の人生は、物心ついた頃からニッケンと共にあります。幼少時代の遊び場といえば、大垣市内にあった弊社の倉庫。「クリナップ」「ハネマツ」「ヤマハ」など、カタカナのカタログや商品に囲まれて育ったせいか、ひらがなよりもカタカナを先に覚えたことを自分でも記憶しています。また、子どもの頃には、今ではあまり見かけなくなったドラフターという製図台で図面を描く姿に憧れを抱き、のちに技術の道へと進み、そして父の後を継ぐ大きなきっかけとなりました。
大学卒業後は、空調メーカー・ダイキン工業の販売会社の技術部門などで3年間修業。その後、弊社に入社し、平成18年に社長に就任しました。現在も社員たちと一緒に汗を流しながら、営業、調査、監理にと現地をかけずり回る毎日です。
私が仕事の醍醐味を感じるのは、現地調査に足を運び、お客様のご要望をもとに何か新しいプランを考えている時です。
「何をすればお客様に喜んでもらえるのか」を真剣に考えているうちに、ふと気付けば夢中になっている自分がいる。そんな瞬間、この仕事が私にとっての天職だと改めて実感します。
ニッケンの存在は、私の人生そのもの。
これまで築いた「確かな技術力」で、
もっと多くの方々に笑顔をお届けしたい。
住宅設備の現場は、2つとして同じ場所はありません。
だからこそ、現場ごとに創意工夫が必要になるわけですが、試行錯誤をしながら作業を完了し、お客様から「心からの笑顔」をいただけた時には、こちらも心の底から嬉しい気持ちになります。だからこそ今後は、このような「ユーザーさまとの深い繋がり」をもっと大切にしていきたい。既存の建築会社様、工務店様、電気設備会社様との関係も大切にしながら、一方で、住宅設備・空調機器についてお困りの地域の方々の声にも、私たちの持つ確かな技術力で幅広くお応えしていきたいと考えています。
当社の理念は、「心から笑顔を築く会社」であること。
これからもこのフレーズを変わらず胸に抱きながら、形だけの、表面だけの笑顔ではなく、“本物の笑顔”をたくさん頂戴できるような会社であり続けたいと思います。